「神様、お助けください」

「神様、お助けください」は、つらいときに出る言葉だが、そのときに神(超越者)は感じられてゐない。神(超越者)は遠い存在になってゐる。うちにゐない。

うちに神(超越者)が圧倒的臨在(プレゼンス)をもって感じられるとき、「神様、お助けください」といふ言葉は出てこない。すでにそこで救はれてゐる。
幸福もそこにある。

なぜ神は去る(?)のか。
なぜ神は来るのか。

常に在る筈の神(超越者)が。

認識と内なる感覚と。

あぁ、人の能力のなさと未熟さと哀れさよ。
存在の切ない悲しさよ。
哀れ、哀れ、哀れ。

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