穴倉社長

経営コンサルタントで著書も多く出してゐる一倉定氏に言はせれると、社長は会社に居ては良くなくて、外に出てお客様まわりをしないといけない、と言ふ。
他の出版社の知り合いの社長は、外に出て他の会社と企画の打ち合わせをしたり、いろいろ営業してゐる。さすがだと思ふ。
僕は会社にも午後か夕方出勤だし、外に営業にも行かない典型的な穴熊社長だ。夜も飲みが多かったり、あまり仕事もしてゐなくて、これで社長が務まるのか、と突っ込まれると、務まらないと応へざるをえない。会社が厳しいのも当然といへば当然だ。

 

人前に出るのが超苦手で、話すのも超苦手だ。
ただフラフラしながら生きてゐる。
思ひつきで生きていて、漫然と生きてゐる。

どうせ死ぬし、みんな死んでいく、物事はその過程での出来事だ。

引き寄せは、うたかたの夢、覚醒にとらはれるのもまた夢。

 

さういへば、駅の階段で重い荷物で苦労してゐる年配の男性を見て、
打ち合わせで急いでゐるといふ理由で手助けをしないで通り過ぎてしまったことが 後悔される・・・

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