ゆるしが覚醒への第二のショック?

グルジェフは覚醒していくためには第一のショックである「自己想起」(主客の同時認識)以外に、「不快感を表現しない」という第二のショックがないと先に進まないと語ってゐる(『奇跡を求めて』で)。

「不快感を表現しない」といふのは、前回書いた「ゆるしによって怒りが消える」といふことに通じる。
「ゆるし」が第二のショックなのだ。

「自己想起」以外に「ゆるし」を行わないと覚醒が定着しないのだ。

覚醒の書である『奇跡のコース』で「ゆるし」を説くのも、さういふのに関連してゐるのかな。

6 thoughts on “ゆるしが覚醒への第二のショック?”

  1. 怒りが起こることは、自然な反応だと思います。それを、すぐに忘れてしまえば、何の害もないでしょうね。「赦す」という、特別な手順を履行する必要もありません。

    1. ありがとうございます。
      そうですね。

      すぐに忘れてしまえればいいのですが、悟ってゐないのでなかなかそれができません。
      世界では怒りが蓄積し、自分の中でも怒りがあふれてゐます。
      それを消すのが消してゆくのが「ゆるし」なのかと。
      そして消えたところから見えてくる景色があるのかと。

  2. 確かに純粋な怒りはわりとすぐに手放すことができます。怒りは2次感情のことがある、というのはご存じでしょうか。もしかしたら、本当は辛い、悲しい、不安、虚しいなどのマイナス感情が隠れているかもしれません。そちらを感じて手放せば怒りもどき?の発動は消えていくのではないかと思われます。

    1. ありがとうございます。

      「怒りは2次感情のことがある」・・・、なるほど。

      「そちらを感じて手放せば」、そうですね、感じて手放せればいいですね。
      ゆるすのも、感じて手放す一つの方法なのかな。
      感じてゐるうちは、ゆるせないのかな。

      1. 許しも大事ですが、今の酔星人さんの急務はどうやら休息、癒し、自分を愛することのような気がします。酔星人さんが心穏やかになれますように。good luck!

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