キリストと対峙するといふこと

バーナデット・ロバーツの『自己とは何か?』の中で、人間が、無我、無自己と段階ごとに進むごとに、キリストが「聖なるもの」との橋渡しの役割を変えてゆく、と書かれてゐる。

覚醒の諸段階で、キリストが関わってくる。

今までは自分にとっては、歴史上のイエスが聖性を発揮したぐらいのイメージだったが、この本を読むと違った様相が見えてくる。かなり本質的な関わり。神と人との橋渡し。
覚醒の過程では、キリストと共に歩く形なのだらうな。

やうやくゲラのチェックが終り(かなり難解だった)、ちょっとグラグラ状態。自己の根底が揺さぶられる感覚。世界の構造が呆然と見えてくる。

究極の本の一つ。
行くところまで行った本。