無力

無力、なんといふ響きか。
何も為すことができない。

すべては御心のままに(宇宙の流れのままに)。

ゆだねること(帰依・明け渡し)さへ無力だ。
ゆだねることさへできない。

 

無力であるがゆえにいらだつ。
ノートパソコンも勝手に変な動きをする(苦苦苦)。
なんなんだ。
こちらはそれに対して対処法もなく無力だ。

世の中への楔(くさび)

あるすぐれた人達は、隠れて世の中のためにいろいろな活動をしてゐる。
重要な任務を背負ってゐる。
大いに尊重し、尊敬する。

それに比べれば、自分なんかは公に活動し、なんの任務も背負ってゐない(笑)。
単に好き勝手をしてゐるにすぎない。
世の中に楔(くさび)なんか打ってゐない。

読者に何か役立つ情報を提供してゐるが、それは本やワークショップの先生がすぐれてゐるから。
提供元は、単なる凡人。いや不道徳なダメ人間。
世の中に楔(くさび)は打ちつつも、あへなく撃沈。

世の中の亀裂・・・
そこで見えてくるもの、意識の目覚め

スピリチュアル業界は虚飾に満ちてゐる

なにか今のスピリチュアル(業界and出版)は、虚飾に満ちてゐるやうに見える。
本当に虚飾かはわからない。
みんな一生懸命でスピリチュアルが好きで、さういふのをみんなに伝へたいと思ってゐる。
それは事実。

でも虚飾感を感じる。
本当のものでないやうに感じる。

ただの願望達成?

真のものが少ない?

そのやうな中で自分も生きてゐる(苦)。

 

けふの1曲、Ketil Bjørnstad – Prelude I

グルジェフの貴重な映像

Youtubeでグルジェフの音楽を探そうしいていたら、グルジェフ本人が映ってゐる動画があった。
Gurdjieff – Rare Remarkable

動いてゐる姿を初めて見た(笑)。

やはり存在感がある。
存在の重み。
3つのセンターを統御する〈不変の私〉を確立してゐるのだらうか。

 

まう一つ、グルジェフの曲

無力さの道

10月に出す新刊のタイトルが『無力の道(無力さの道)』

ゲラをチェックしていると、いかに人間は無力かということがわかる。
無力なのにできると思い込んでゐる(笑)。
そこに迷妄がある。

無力を自覚し、自己を超えたものにゆだねなければならない。
サレンダー(明け渡し、帰依)。

グルジェフは、「人間は機械だ。為すことはできない」と言った。
それにも通じるのかもしれない。
そして、「為すためには、目覚めなければならない」と。
こちらは「自己知」の道だ。
自己知によって、機械性の世界から超越する。

覚醒・神への道のふたつ。サレンダーと自己知

 

けふの1曲、グルジェフ作曲のピアノ曲