表情で覚醒してゐないかがわかる

よく覚者は、この人は悟ってゐて、この人は悟ってゐないといふことがわかるといふ。

これはだういふことなのか。

端的にいへば、もの想ひにふけってゐる人は覚醒してゐない(悟ってゐない)。

道を歩いてゐる人は、たいがいもの想ひにふけってゐる。
駅のホームで待つ人も、携帯の世界にふけってゐる。覚醒してゐない。
(なかには覚醒しながら携帯を見てゐる人もゐるかもしれないが、表情をみれば
ふけってゐるかふけってゐないかがわかる)

想ひにふけっている人は、表情や目の感じでわかる。

覚醒してゐる人は、まれだらうから、すれ違ふほとんどの人は眠ってゐる(想ひに自己同一化してゐる)。

みんな善意で行動して他を非難する。

多くの場合、自分が正しいと思って他の行動を正そうとする。正されたほうの側は、それとは別の自分の正しさがあり、正したほうの間違いを指摘する。
相対性の世界。みぞが埋まらない。あるひは相対性を理解して対するか。
超越次元が必要だ(笑)。