東京の空では見られないが、実際には夜空は星々が埋め尽くされるくらいに満ちてゐる。
そして、その星々には惑星があり、地球に似ている惑星もあまたあると思ふ。
宇宙は生命に充満してゐる。
それも非二元の一なる意識(ワンネス)で成り立ってゐる。
東京の空では見られないが、実際には夜空は星々が埋め尽くされるくらいに満ちてゐる。
そして、その星々には惑星があり、地球に似ている惑星もあまたあると思ふ。
宇宙は生命に充満してゐる。
それも非二元の一なる意識(ワンネス)で成り立ってゐる。
リチャード・シルベスターさんの見解だと。一瞥(最初の目覚め・覚醒)は瞬時のもので、「空」(くう)の体験だといふ。
一瞥後には、また「自己」が戻ってくるといふ。
でも一瞥体験が忘れられず、絶望の状態がしばらく続くと。
そして、あるとき「空」と同時に「満たされてゐる何か」を感じるやうになるといふ。
「満たされてゐる何か」とは、別の表現では「無条件の愛」だといふ。
「空」と同時に「満たされてゐる何か」(無条件の愛)を感じるやうになると「解放」が起り、
それ以降「自己」は戻らないといふ。
無我のまま事象は起るままに流れていく。
「無条件の愛」のまま生きていけば、自己が脱落したままになり、それ以降、覚醒のままに生きていくことになる。
今日(正確には昨日)、リチャード・シルベスターさんのイブニングの集ひがあった。
リチャード・シルベスターさんは弊社から『早く死ねたらいいね!』といふ本を出させていただいている
ノンデュアリティの先生だ。
イブニングでのお話が、わかりやすくて、非二元の本質をうまく表現して伝へてくれていた。
さすが元大学の先生をしている感じが伝わってきた。
全然おごらず、坦々としてゐながら、質疑応答でも的確に質問者に伝へてゐた。
解放が起る前に、30年も瞑想したりスピリチュアルな探求をされてきたようだが、
“スピリチュアル”についてもノンデュアリティの立場から要所を指摘してゐた。
(30年の瞑想も解放とは何の関係もないとのことだ。今は瞑想してゐないとのこと)
ロンドンは、ノンデュアリティ(非二元)の先生がいっぱいいて、その分野では世界一らしい。
(ロンドンは何でも世界一が好きらしいが)
ロンドンがうらやましい(笑)。
東京も非二元の先生がいっぱいいて、たくさん集ひ(サットサン)が開催されたらいい。
今、日本では大阪が一番多いのかな? 個人的な印象だが。
大阪在住のやまがみてるおさんのお話だと、大阪はさうでもないと言はれてゐたが。
先日、Kan.さんにお会いしたときに、水平の道と垂直の道のお話をされてゐた。「道」と言ってゐたか「方向」と言ってゐたかうろおぼへだが。
以下は、Kan.さんの言葉ではなく、そこから自分なりに敷衍しての言。
この世界のすべてのものは(あの世、神々も含め)、すべて水平の道だ。
引き寄せや願望実現系も、すべて水平の道。
楽しみも、すべて水平の道。
では、垂直の道とは何か。
イエスが神を思って(思ふといふ言葉は適切ではない)、祈りの中で(祈りといふ言葉も適切ではない)
行動しているさまかな。
あるひは、ハムレットが、常に何ものかを意識し、「生きるべきか、死ぬべきか」と煩悶しているさまか。
垂直の道とは、聖なるものを意識した道だ。
何かに支えられてゐるのか、とりつかれてゐるのか(憑依ではない、笑)、ダイハードな道。
さういへば、福田恆存もそんなことを言っていたっけ(うろおぼへ)。
グルジェフの〈不死の私〉も、垂直の道に人が向かうときに生じていくのかもしれない。
水平の道では、外部の影響を受けて、行きあたりばったりの〈私〉しか生じない。
先日取材させていただいた若手女性スピリチュアル・リーダーの方が、
現在は、第二次スピリチュアル・ブームと言はれてゐた。
第二次?
ということは第一次とは江原さんのときの?といふことになる。
若い人にとっては年数的にさうなってしまふのかな。
その前にも、アセンション・ブーム、チャネリング・ブーム、トランスパーソナル・ブームや
OSHO、クリシュナムルティ、グルジェフたちのムーブメント等があり、
さかのぼれば大正時代の霊術の流行もあった。
時代時代で盛り上がりをみせてきた。
今のスピリチュアル・ブームって何だらう?
若手女性が音頭をとって、盛り上がっているやうに見える。
軽い感じ?
願ひが叶ふ系?
僕にはついていけない(笑)。
大手や中堅の抜けめない出版社は、さういふ人たちの本を出して売っていく。
わが社は、まう時代遅れなのか。
今のスピリチュアル・ブームにノンデュアリティ(非二元)は入ってゐない。
若い女性がもっとノンデュアリティに入ってくれたらいいのだが(大笑)
いっとき、(西洋からの)非二元(ノンデュアリティ)は珍しさもあって流行ったが、今は少し落ちついてゐるのかな。
でももうちょっと流行らせたい(笑)。
非二元の魅力をうまく伝えられてゐないからだ。
『早く死ねたらいいね』『あなたも私もいない』『愛に死す』みたいなタイトルは、自己否定のように見えて、
一般の人や引き寄せ系の自己の願望の実現を考えてゐる人には興味の対象にはならない。
真っ向から対立する(笑)。
さういふ人たちもの非二元の魅力を伝えることができたら、もっと広まるのだらうな。
非二元の魅力とは何だらうか?
一番の魅力は「何ともいへない気持ちのいい感覚」なのかな。
ワンネスとか、愛そのものとか、神の体験とかとも言はれたりするが、
「気持ちよさ」が一番なのかな。エクスタシー(忘我)とも言へるのかな。
引き寄せ系の願望実現で、この「気持ちのよさ」は得られないのではないか。
願望は願望を生み、次から次へと満たされない状態が続いていく。
非二元は、「満たされる」ことかもしれない。
弊社としては、僕個人としては、
ちゃんとしたいいものをきちんと出していきたい
それだけだ。
古典となるものを出して、人々の意識をひらき、結果的に世の中も良くなっていく方向になる
それだけ。
4月5日は、24節気の清明の日。
僕にとっては寅卯(2月3月)は四柱推命の空亡(算命学の天中殺)だったが、清明の日に空亡はあけた。
四柱推命がどこまで正しいかは不明だが、2月3月の不運を思ふとあながちといふ氣もしなくはない。
だが、4月も厳しい。
西洋占星術的にはだうなのだらう?
西洋占星術はいろいろな流れがあるやうだ。
伝統占星術は、今の占星術とは違ふやうだ。
伝統占星術の中には、医療占星術もある。
今後、西洋占星術も太玄社から古典となるものや面白いものを出していく予定。
今月も窮地が続いてゐる。
活路を見出さなくては。
あの手、この手で。
ご迷惑をお掛けする方、すみません!
読者の方々も、弊社の本をたくさん買ってほしいな(笑)。
ワークショップにも参加してほしいです。