今度、虹の身体の本を出す。『ボン教ゾクチェンにおける「虹の身体」の研究』だ。
ボン教のゾクチェンの修行者は、他界するときに「虹の身体」になる者が多い。多くはなくなったときに1週間掛けて身体を小さくし最終的に消して光の身体になるが、時に、生きてゐるときに虹の身体に変身する者もゐる。
中国の文化大革命の粛清の嵐のときにゾクチェンが共産党兵に囲まれてゐる時に虹の身体になって中空に消えてゐった。
明治時代には山中照道大寿真という人が吉野山で白日昇天をした。昭和か平成の時代には島田明徳師のお師匠さんの陳驢春という方が白日昇天した。
宮地水位や国安仙人は、尸解仙(しかいせん)だった(なくなってから肉体を消してゆく)。
チベットでも中国でも韓国でも日本でも「虹の身体」になるのは、そんなに珍しくない。
イエスも三日掛けて肉体を消していって、虹の身体になった。
虹の身体で弟子たちに現れた。
ゾクチェンでは、非二元の覚醒意識をメインに修行するが、その果てに(結果として)虹の身体を成就する。
これは、グルジェフの自己想起(覚醒)を通して〈私〉を結晶化させ〈恒久的な私〉を作ることに通じる。
今の時代、覚醒する人たちが増えてきた。しかし、まだ覚醒が定着してゐるとは限らない。
次の段階は、覚醒を定着させること。覚醒が定着した先に〈不死の私〉=虹の身体が形作られていくのだらう。
それは真我が個の中に定着してゐる姿なのだらう。