オリンピックといふ戦ひ、スポーツといふ戦ひ

明けましておめでとうございます。

テレビとか見てゐると、今年は日本でオリンピックがあるのもあるが、オリンピックとかスポーツとかがよいもののやうに見せてゐる。
それらは端的にいへば戦ひである。相手を負かし自分(たち)が勝つ。または相手が勝ち自分(たち)が負ける。
それのどこが面白いのだらう。
人に熱狂を利用してゐるだけだ。グルジェフは、「無意味な熱情」と言ってゐた。性センターの誤用だと。
(スポーツと踊りといふ芸術は異なる。同じ動きを伴うものではあるが勝ち負けと、それ自体の動きの美しさを表現するものでは基準が異なる)

戦ひといふことでは戦争と同じである。
平和を目指そうとしてオリンピックといふ戦ひをしてゐる。全然平和でない。

戦ひをしてゐるうちは平和なんてこないのだらうな。

あるひは、この二元性の世界は戦ひが必然的につきまとふものであり、戦ひがなくなったら二元性の世界もなくなるのだらうな。
非二元の世界では戦ひはない。