覚醒のためのエネルギー

覚醒(自己想起)する、あるひは覚醒(自己想起)を持続するためにはエネルギーがゐる。
エネルギー不足やエネルギーが乱れてゐるときには覚醒は難しい。

グルジェフは『奇跡を求めて』で「水素論」を通して覚醒のためのエネルギーを論じてゐる。

仙道でも、練精化氣、練氣化神と伝へてきてゐる。
神(しん)とは意識のこと、特に覚醒意識のことを指してゐると思ふ。
覚醒意識を作っていくには、氣(=エネルギー)を練っていかないといけない。
仙道では、練り方をうまく伝へてゐないのかもしれない。
小周天、大周天という技法を伝へてゐるが、本当は自己想起によってエネルギーを練っていくのではないか。

そしてある程度時間が経過すると(2~30年くらい?)覚的意識の結晶化が起り、覚醒が安定化する。
それをグルジェフは磁力センターとも言ってゐる。

一瞥だけでは覚醒は安定しない。かいま見ただけ。重心が移行してゐない。
時間を掛けて熟していき、あるとき安定化する。

けふの1曲
Henning SchmiedtとChristoph Bergのジョイントの曲と演奏のhinein, hinaus?
(album “bei”より)

Henning Schmiedt(ヘニング・シュミート)もいろいろ面白い曲を作ってゐる。

5 thoughts on “覚醒のためのエネルギー”

  1. 素敵な音楽を紹介して下さって、ありがとうございます。
    全然知らない音楽家ですが、すぐに気に入ってしまい、さっそく
    Amazonで注文してしまいました。bei というalbum。
    こんなことは、はじめてです。

  2. はじめまして。今井社長。貴社のラマナマハルシ、ニサルガダッタの既刊本の大ファンであり、この素晴らしい聖賢との出会いに感銘を受けたものです。ぼくはまだ稚拙な学生で、浅学な為、拙い文章で申し訳ないのですが、
    ケン・ウィルバーが現在ビジネス界隈にインテグラル理論、ティール組織とスピリチュアルな思想を取り入れた本が売れており、一部の精神世界真理の求道者のみならず、一般人にも浸透しつつある現在、ケンの未訳である、
    integral psychologyの日本語訳の出版をナチュラルスピリットさんに出版していただける可能性は検討できないのでしょうか。原書を読みとても感銘をうけ素晴らしかったので、2000年に出版された本にもかかわらず、長らくケンウィルバーの訳書をたくさん出していた、春秋社さんから出版されそうな雰囲気もなく、ケンウィルバーの訳者の松永太郎さんが逝去されて以降、春秋社さんからはもう期待できないのかなと考えています。日本では未だに未訳でいることがとてももどかしく、現在一種のケンウィルバーブームな為、一般人の人にももっとたくさん上質で硬派な霊性の思想が、多いに間口を広げらればいいなと密かに考えているのですが、ナチュラルスピリットさんからのケンウィルバーの翻訳の可能性はないのでしょうか??多忙であろうなか、若者の生意気な意見申し訳ございません。

    1. ケン・ウィルバーのintegral psychologyの日本語版のリクエスト、ありがとうございます。
      検討してみます。

  3. yoshiさんのおかげで、今日はじめてケン・ウィルバーという人の存在を知ったのですが、今の自分にとって、とても重要な人のような気がして、
    Amazonでさっそく新刊のIntegral Buddhism: And the Future of Spirituality を注文してしまいました。yoshiさん、ありがとうございました。

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