ひとの思惑があるので、願望はかなうとは限らない

人生は自分だけで生きてゐるのではなく、人との関わりで生きているので、何かをしたいとき、だうしても人との交渉が生じる。
その人の思惑があるので、こちらの望みがかなうとは限らない。
多くの場合、かなわない。
諦めるしかない。

「簡単に願いがかなふ」といふ本ばかりが出ているが、人生の現実を無視したものだ。
まう、ほとんどかなわない。ユニクロの柳井さんも『一勝九敗』といふ本を出してゐるくらいだ。

であれば、逆に、
「簡単に諦められる本」みたいな本を出したほうがいいのかもしれない。
大部分「望む→かなわない→諦める」そして、たまに「望む→かなう」

望みがかなわないから煩悶したり、「引き寄せの法則」(成功哲学)に走って余計に煩悶したりするよりは、てっとり早く諦めたほうが精神衛生上いい。

あとは「神が在れば十分である」と思へば。