やめた編集者が担当の著者をもっていって違ふ出版社で本を出したり、やめたワークシップ担当者が先生をもっていって自分でワークシップをやったりといふのは仁義に反する。
一般の企業でも、やめた営業の人がお客様をもっていって独立してやっていったりというのは牽制してしないやうにさせてゐるところが多い。
不文律といってもいいかもしれない。
僕も前のコンピュータの仕事を辞めるときに、その会社の社長から新規にクライアントをとってコンピュータの仕事をすることは戒められた。
そのおかげか(そのおかげでもないが)、出版やワークショップのほうの仕事ができるようになった。