先月、『ニシキトベの復活』を出版した。
まだ、ニシキトベという存在はそんなに知られてゐない。
もっとみんなに知ってもらひたい。
ナグサトベも近くにゐた和歌山・熊野の女酋長で、ニシキトベも熊野の女酋長だ。
どちらも神武天皇の東征で殺された(?)。
土着の人たちの長。奈良のクモ族もさう。
時代は古墳時代の前くらい。弥生なのか縄文なのか。
著者の佐藤シューちひろさんは、神武即位の西暦紀元前660年説をとって縄文の女性酋長と見ている。考古学的には、神武即位は紀元後300年くらい(古墳時代のはじまり)。そうすると弥生の女性酋長となる。
神武ななぜ東征して、土着の人たちを殺して、王位についたのか。
それから今まで王位(天皇)は続いてゐるが。
ニシキトベを復活させることは、元の日本人の魂を復活させることだ。
『ウエティコ 神の目を見よ』にも通じるものがある。
著者の佐藤シューちひろさんは、熊野でニシキトベの彫塑を作っていく過程で、ニシキトベと対話し、ニシキトベの歌を聴き、みずからの内にある本来のものを解放していった。
ニシキトベをみんなに知ってもらいたい!