今日、編集者と会って話してゐるときに、非二元と自己愛との関係について話題が出た。
今、流行ってゐる非二元は形而上的で、現実的な部分では自己愛がこれから流行るのではないかと言ってゐた。
『自分を愛せなくなってしまった人へ』を装丁家にお願ひしたとき、その装丁家が、今別の本で自己嫌悪についての本の装丁の依頼も受けてゐると言はれてゐて、今、自己嫌悪や自己愛について「来てゐる」のかなと思った。
非二元(ノンデュアリティ)は、今売れてゐる『成功している人は、なぜ神社に行くのか?』(サンマーク出版)の後半にも出てきて、結論的な意味合いでも言及されてゐる。その本ではノンデュアリティの先に何かあるやうなことが書かれてゐるが、僕個人の意見ではそれはないと思ふ。
それにしてもその本を編集したサンマークの編集者の金子尚美さんは、すごいな。『「龍使い」になれる本』も編集し、ヒットしてゐる。100万部のベストセラーも何冊も出してゐるらしい。うらやましいかぎりだ。
ひるがへって、自己愛って何だらう? 人はなぜ自己嫌悪になるのだらう。
社会的な何かのやうな氣もする。それが自己愛へと変換するといふのはだういふことだらう。
自己嫌悪とは自己否定であり、自己愛とは自己の肯定でもある。
自己を肯定したとき、すべてが肯定される。
すべてが肯定されるとき、心が解放され、世界は輝く。
非二元だ。
私のどこかが、あ!この方向かも。って思える本に出会いたい。