NHKアカデミアといふテレビ番組で、中満泉氏のお話を聞いた(見た)。
数々の修羅場をくぐってこられて、現在は国連事務次長をされてゐる。
人として崇高なものを持ってゐる方と見えた。
芯から光輝いてゐる人のやうに思ふ。
NHKアカデミアといふテレビ番組で、中満泉氏のお話を聞いた(見た)。
数々の修羅場をくぐってこられて、現在は国連事務次長をされてゐる。
人として崇高なものを持ってゐる方と見えた。
芯から光輝いてゐる人のやうに思ふ。
グルジェフは、人間の七分類で、人間第四番が、覚醒過渡期の人間といふ。
人間第一番が、肉体メインの人間。
人間第二番が、感情メインの人間。
人間第三番が、思考メインの人間。
人類の99.9999999…パーセントが、第一番から第三番の人間だ。
一瞥体験(自己想起)が数回から数万回の人間が人間第四番。
覚醒がほぼ定着した人間(覚醒が主軸になった人間。外的なものに影響されなくなった人間)が、人間第五番。
一瞥してから第五番に移行できる人間は、早い人であれば数カ月なのかもしれないが、
通常は数十年掛かるやうに思ふ。
人間第四番の時期は結構長い。グルジェフは結晶化といふ。
完全覚醒した人間は、人間第七番。ラマナ・マハルシのやうな人間。
人間第六番は、人間第五番と第七番の中間。
人間第七番の人間は、ほぼゐない。
覚醒とか悟りとかを流行り始めてから(笑)、人間第四番が増え始めた。
人間第五番も、少しではあるけれどゐる。
グルジェフは、芸術を客観芸術と主観芸術に分けた。主観芸術は作家なりが単なる妄想やエゴで作ったものであり本当は芸術ではないといふ。真に芸術たりえるのは客観芸術のみだと。
妄想やエゴから作られたものは価値がないといふことであり、妄想やエゴからではなく作られた作品が真の芸術である。
妄想やエゴではないといふことは、覚醒してゐるといふことだ。覚醒の芸術といふこと。
芸術作品を見るとき、また聴くとき、そこに妄想やエゴがあるかだうかが判断基準になる。
音楽の場合は、曲それ自体が客観(覚醒)芸術かどうかということと、演奏家が妄想とエゴで演奏してゐるのか、それを超えて演奏してゐるかといふことの二つの局面がある。妄想とエゴを超えた演奏は感動をもたらす。
いくら神だのみしやうと、苦悩は消えない。救ひはない。
苦しいうちは、ただ「神よ、お救ひください」と叫ぶのみ。
苦悩のまま。苦悩は終わらない。
まうダメだと、覚悟を決めたら、神への救ひもへったくれもない。
覚悟に救ひはない。
死人で生きていくしかない。
いくら覚醒体験があるとしても、苦悩があるうちは悟ってゐるとはいへない。
自分は、苦悩だらけで、悟ってゐない。
悟らなくても、苦悩を消す方法として、「覚悟を決める」といふものがある。
「覚悟」といふ漢字字体は、さとりだが(笑)、「覚悟」はさとりではないやうに思ふ。
覚悟を決めたら、まう希望はない。なんの望みもない。死を決するのみ。
「腹をくくる」ともいふ。
覚悟すると、思考が停止する。
とりあへず、覚悟を決めて、いろいろな手を尽くせるものは尽くしてみて、あとは死を待つのみか。
死ななければ、とりあへずの幸せなのかな。
未来予想からくる苦悩とあがきか、覚悟か。
同じ演奏でも、魂のこもった演奏と、さうでない演奏がある。
魂のこもった演奏は、音楽の精霊が演奏家に息吹きを吹き込んで音楽が奏でられていく。それが聴く者を感動させる。
魂のこもった演奏は、魂がのった演奏。
その演奏には、何か真実がある。
魂のこもった演奏は、魂を込めようとした演奏ではない。さういふ演奏には真実がないやうに思ふ。
演奏者の内側からにじみ出る何か。
11月頃に出版予定の金森さんの新作は小説形式でけっこう面白い。
いろいろなことが会話で展開されるが、「人生の目標はただの観念」みたいな会話もある。
人生の目標なんて、頭ででっち上げたもの。使命も同じ。エゴ。
実際には何もない。
ただ流れがあるだけ。
弊社も会社の理念として「人々の目覚め」を掲げてゐるが、これも頭だけだ。
たくさんの目覚めの書を出してきたが、いくばくかの人たちの目覚めの役に立ってきたのかな。
「人々の目覚め」が単なる観念ならば、会社存続の意味は?
何のためといふ妄想で生きていくのはいつかおさらば。まうおさらば?
そのとき会社はだうなってゐるか。
なるやうになってゐるのか。
台風7号は予想進路が外れ被害は少なく、台風10号も予想進路が外れ(アメリカやヨーロッパの進路予報のほうが当たっていた)、マスコミが煽るほどの大災害は起きてゐない。
台風10号は、雨雲レーダーでは雲もあまりなく、台風とも言へない状態に見える。
台風でないところで、雨が降ってゐる。
南海トラフの1週間の警戒にしても煽り過ぎ。1週間以内に起こる確率は統計上かなり低いやうだ。
「次に来る巨大地震、南海トラフが震源である確率は?」の記事
最近の担当省庁とマスコミは、やたらと煽り過ぎ。
「警報級の大雨」とか、やたらと見かける。
いったい彼らは何をしたいのだらう?
人々を怯えさせたいのか。
備えをするのは必要だが、怯えさせるのはよくない。
それにあまり当たらない。
20数年越しの企画がついに出版になる。
『インパーソナル・ライフ』だ。
翻訳は20数年前に終わり、僕のほうで手を入れてゐたが、いろいろな業務に追はれ、途中までしか進まず、長いこと中断していた。編集者も複数変わり、だいぶ時間が掛かってしまったが、ようやく完成した。
その間、大湾洋乃さんという方が訳されてamazonで電子書籍とPODで『インパーソナル・ライフ』出された。
(昔の本なので版権はない)
大湾洋乃さんは、その続刊も訳して出されてゐる。
大湾洋乃さんの訳文をちゃんと読んだことはないが、敬体(ですます調)で訳されている。
弊社のほうは常体(だ調)で訳してゐるので、だいぶ雰囲気が違ってゐる。
本質は同じではあるが。
両方の訳で読まれてもいいのかなと。
『インパーソナル・ライフ』わりと力強い本だ。
「われ在り(I AM)」が語り掛ける本。
「覚醒ブックス」として出す。
9月に出す予定の『メディカル・ミディアム』の続刊『メディカル・ミディアム ―人生を変える食べ物』では、下記のことが書かれている。
ジャガイモは、人生の中で定まった目標がないと感じたり、暗中模索したりしているときに、力強くあるための堅固な基盤を与えてくれます。
ホウレンソウをおつまみ程度に食べるだけで、新たな目標が湧き出てきます。
最も暗いとき(文字通りの意味でも比喩的な意味でも)にマンゴーを食べると、人生が一変します。
それ以外にも、多数の果物や野菜の効果が書かれてゐて、とても面白い。
すべて聖霊からの情報とのことです。