138億光年の宇宙の中で、神に「どうぞお救ひください」と祈ったり、引き寄せの法則で願望を実現させようとしたり、ああだかうだとあったり、すべて些細なことに感じる。
138億光年の宇宙の中で、煩雑な仕事に追はれ、日常の会話に付き合ひに対応する。
138億光年の宇宙の中で、人の思ひや苦悩といふのは何なのだらう。
138億光年の宇宙は、物理法則で人の感情とは関係なく運行してゐる。
すべては夢として消えてゆく。
人の人生も、138億光年の宇宙の中では瑣末な出来事。
蚊のやうなもの。
人がゐなくなっても宇宙は運行していくのかもしれない、おそらく。
人にとっては何の意味もなくても。
非二元の意識で138億光年の宇宙を超えてゐても・・・
けふの1曲、ヘンデルのパッサカリア