今日のチベット人の先生のドゥルクモさんの話では、虹の身体の「虹」とは五大元素(空=青、風=緑、火=赤、水=白、地=黄)の色を表してゐるといふ。
虹の身体とは、身体が五大元素まで還元されたといふことだ。この世界(五大元素の世界)を超越し、輪廻の世界から解脱したことになる。
人間は、貪・瞋(怒り)・癡(愚か)の三毒があることによって輪廻の世界を生きてゐると仏教ではいはれてゐるが、貪・瞋・癡(どん・しん・ち)は、五大元素の偏りによって生じるといふ。その貪・瞋・癡を取り除いてゆくのがアティ・ヨーガ(ゾクチェン)らしい。
如何に五大元素に解体してゆくのか、自由に操ることができるのか・・・
Kan.さんはその境地にゐるのだらうな。
ゾクチェンは、非二元の覚醒とも関係してゐるが、非二元の覚醒と五大元素への還元とどうつながってゆくのか。
サン・ジェルマンの『マジック・プレゼンス』では、「アイ・アム・プレゼンス(われ臨在す)」の認識がアセンション(虹の身体の獲得)の鍵であるといはれてゐる。
これらはだう結びつくのか?