死の意識

誰でもが死ぬが、死ぬと魂が体外離脱して自我意識を持ち続けると言はれてゐる。

さうなのかもしれないが、もし無になるとしたらだうなのだらうか?

産まれる前の状態に戻るのだらうか。
それは産まれる前の意識と言へるものなのだらうか。
産まれる前は自我意識はない。
認識もない。認識する器官もない。
認識する主体と客体が生まれる前の意識。

全体としての意識。
神の意識と同じ意識。
何も認識してゐない意識。
意識だけがある意識。
何の知識もない意識。

よく人は神の分霊、神の子、神をやどしてゐるとか言はれるが、
さう言ふ人はわかってゐて言ってゐるのだらうか。
何が神で、何が分霊なのか・・・

死ぬと、認識しない(できない)意識だけになるのだらうか。
自己が生まれる前の意識。

今後のビジョン

塩野七生さんの『ローマ人の物語』を読むと、為政者たちが如何にローマをだうしていったらいいかを模索し、世界の秩序について考えてゐたかが窺える。

ひるがえって、日本の政治家を見るとそんなことは何も考へてゐないやうに見える。
今後のビジョンが何も見えない。暗黒だ。

スピリチュアル界(現世のスピリチュアルの好きな人たちの世界)においても、現在何もビジョンが見えない。
大手も含め、いろいろな出版社が参入してきてゐて、まう何でもありの玉石混淆状態だ。
売れれば何でもありの世界だ。

弊社も今まで方向性を提示していろいろな書物(や『スターピープル』)を出してきたが、
今のスピリチュアル界の玉石混淆状態に翻弄されつつある。

「意識の目覚めに役立つものを提供する」といふ大前提に変はりはない。
それを踏まへて今後のビジョンをだう提示していくか。

一筋の(幾筋もあるのか)光を提示していきたい。

人々の意識も変はり、社会もより良いものに変はっていく方向へ。

無意識とノーマインド

ノーマインドになると無意識につながるやうな氣がする。
さうなるとテレパシーや直感や情報を得ることができるやうになるのかな。

中村天風さんは、そのやうなことを言ってゐたな。

辻麻里子さんのゼロポイントに意識を合わせて、宇宙図書館情報を取得していたのも、それなのか。
辻氏の場合、ゼロポイントの意識を合わせ過ぎて、心身のバランスを崩して、早くしてあっちの世界に行ってしまったが。

テレパシーと集合意識

よく自分が考へてゐることを相手が口に出したり、自分の言ったことについて相手もそれを言はうとしてゐたと言はれたりする。

また、久しぶりに見かけたものについて、他の人からもそれについて言はれたり。

人の意識はつながってゐるやうに感じる。
集合意識みたいなものがあって、個々の意識はそこから枝分かれしてゐるのかもしれない。
集合意識につながれば、他の人の意識ともつながるのかもしれない。

テレパシーの原理のその辺にあるのかな。

「私はゐない」とは仏教の「無我」

のことを書かうと思ったが、今日(9日)はだうもツイてゐない日だった。
よくない知らせがたて続けにきた。
悪いことは重なるものだ。
しかし、良いことは重ならない。重ならないどころかめったに良いことは起きない(苦)。

減量に取り組みつつ、不摂生もしてゐるから、頭が朦朧として運を悪くしてゐるのか。

ノンデュアリティでよく言はれる「私はゐない」とは、仏教の「無我」と同じだ。
ノンデュアリティと仏教は同じことを言ってゐる。
ただ、仏教は宗教と化し、形骸化したり、葬式仏教になったりしてゐる。
仏教の本質的なところ、純粋なところが現代のノンデュアリティだ。
仏教の本質的なところと、葬式宗教とを切り離さないといけない。
葬式宗教は霊能者に任せればいい。霊的なことは霊能者に。
悟りのことは、ノンディアリティに。
仏壇に向かって、ノンデュアリティの意識になっても、死者は悟らない。
あるいは、仏壇に向かってお経を唱えるよりも、トニー・パーソンズの本を朗読したほうが、
死者も悟る(成仏する)のかな(笑)。

「私はゐない」「無我」「諸法実相」「あるがまま」「それしかない」

世界を幻想と判断するものは誰?

世界を幻想と判断するものは誰なのか。
それは、思考的であり、マインド、エゴだ。

世界は幻想でないとか、幻想だとか、頭だけの世界。

エゴがなくなれば、世界は幻想でも幻想でないもなくなる。

そこには、それこそ「それしかない」(笑)が現れるのだらう。

幻想としての現実

年とってきたせいか、いろいろなものごとに対して関心が薄れてきてゐる。

見える世界が幻想であり、超能力も霊的なことも宇宙人も幻想。
超能力も霊的なことも宇宙人もあって当たり前で普段の生活と何の変わり映えもしない。
すべてが幻想としての現実。

幻想だと思ふと氣持ちものらない。

人の真実

自分はエゴの塊りでだうしやうもないが(偽善者だが)、人の真実といふものは歴然とあるやうに思ふ。

今まで、いろいろなメディアが人の真実を伝へてきた。

弊社も人の真実を伝へていきたい。

人の真実・・・