ずるい

今までずるく経営してきたなと思ふ。
いろいろな本を出すのにずるくしてきたなと。
抜け目なく版権を取ったり、人を気持ちよくさせて出版にこぎつけたり。
目的のためにいろいろ方便を使ってきた。
日本の人々の意識の目覚め(覚醒)のために、ずるくやってきた。
こそこそやってきた。
ねばりづよくやってきた。
不器用で口下手で臆病で表には出られない人間なので影でこそこそするしかない。

漸進的

頓悟で1回で悟るといふのは、お釈迦さんかラマナ・マハルシのやうな特殊な人(前世からの縁の人?)以外は、1回で悟って、はい終了といふことはないやうに思ふ。
一瞥体験を数千回から数万回しないといけないのでは。

グルジェフのいふ「自己想起」(一瞥体験)を積み重ねないと「客観意識」(悟りの意識)までには至らない。
グルジェフは、さうなるにはかなりの年月を必要とすると言ってゐる。

数十年かけて結晶化が始まり、その後、さらに結晶化を進展させていかなくてはいけない。

ある意味、一生のテーマだ。
一生をかけて覚醒を結晶化させていく。