悟りとは死ぬこと

悟りとは死ぬこと、といふと山本常朝の『葉隠』の「武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり」を想い起こすが、ラマナ・マハルシは十代のときに、自分が死ぬといふことを見つめて真我に至った。

死を見つめることは、悟りにつながる。

死は肉体の死といふよりも自我の死だ。

自我が死んだときに残るもの。

死を通して、生死を超えたものを見出す。

無の地平