先日お会い人は、ゴッド・ファーストで生きてゐると言はれてゐた。
すごいなぁと。
自分は、ゴッド・ファーストで生きてゐない。
何もファーストにしてゐないかもしれないが、エゴ・ファーストで生きるゐるやうに見える。
自分優先(苦笑)。
5月にトニー・パーソンズの『この自由』を出す予定だが、個人の幻想性をこれでもかと打ち砕いてゐる。
(『この自由』は薄い本だが、訳が難しく翻訳者が3人変わった)
個人とはエネルギーの収縮したものとトニー・パーソンズは言ってゐる。
それが分離を生んでゐると。
あらゆる悟りへの手段や方法は、個人を強化するだけのものと言ってゐる。
「気づき」もさうだと。
主客を超えたものの認識も主観でしかないのかな。認識してゐること自体が。
主客を超えたものは、認識ではなく何なのか。
トニー・パーソンズは、「何でもないもの(no thing)」が「あらゆるもの(everything)」として現れてゐると言ってゐるが。
(前半と後半で話が全然変わってゐる(苦笑))